【緑茶ハイ】とは?焼酎と緑茶で作る低糖質・低カロリーなお酒を紹介!

【緑茶ハイ】とは?焼酎と緑茶で作る低糖質・低カロリーなお酒を紹介!
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焼酎と緑茶でつくる「緑茶ハイ」は人気の焼酎の飲み方。今回は、和食との相性もバツグンの「緑茶ハイ」の人気の秘密や、「お茶割り」との違い、そしておいしい作り方を紹介します。

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緑茶ハイの魅力とは?

緑茶ハイの魅力とは?

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「緑茶ハイ」とはどんな飲み方?

「緑茶ハイ」とは、焼酎を緑茶で割ったもののことで、「緑茶割り」ともいいます。また、お茶の名産地である静岡では「静岡割り」と呼ばれることもあります。

「緑茶ハイ」の「ハイ」はハイボールのことではないため、炭酸水などは使いません。なぜ「緑茶ハイ」と呼ばれるようになったかについては明確にわかっていませんが、一説では、「焼酎の緑茶割り」という呼び名では長すぎるので、「緑茶ハイ」と呼ばれるようになったといわれています。

緑茶ハイの魅力

緑茶ハイの人気が高まっている大きな理由として、以下のようなことが挙げられます。

【低糖質、低カロリー、プリン体ゼロ】

蒸溜酒である焼酎の糖質やプリン体はゼロ。割り材である緑茶の糖質やカロリーも、ほとんどゼロに近いのが特徴です。糖質制限をしている人やダイエット中の人でも気にせず飲むことができるため、注目されているようです。

【和食などの食事に合わせやすい】

食事中に飲むお酒としてぴったりなのも、緑茶ハイの魅力のひとつ。緑茶には旨味成分であるアミノ酸が含まれていますが、アミノ酸は昆布や鰹節などにも含まれています。そのため、緑茶ハイはとくに出汁を使った料理に合わせやすく、和食の食中酒として好まれています。

【二日酔いになりにくい? 】

緑茶にはビタミンCやカフェインなどが含まれていて、それらを同時に摂ることでアルコールの分解が促されるといわれています。そのため、悪酔いしにくい、二日酔いになりにくいなどの理由から、緑茶ハイを選ぶ人も多いようです。また、緑茶に含まれるカテキンには消臭効果があり、お酒臭さがやわらぐともいわれています。

「緑茶ハイ」と「お茶割り」の違い

「緑茶ハイ」と似たような飲み方に「お茶割り」があります。「緑茶ハイ」は緑茶限定で割る飲み方なのに対して、「お茶割り」は焼酎をお茶で割ったもの全般を指します。つまり、「緑茶ハイ」はお茶割りの一種なのです。

「お茶割り」の「お茶」には、緑茶だけでなく、ウーロン茶、ジャスミン茶、紅茶などさまざまなお茶が当てはまり、多彩なお茶割りがたのしまれています。とはいえ、一般的には「お茶割り」というと「ウーロン茶割り」のことを指す場合が多いようです。

おいしい緑茶ハイの作り方

おいしい緑茶ハイの作り方

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緑茶ハイの材料

緑茶ハイは家庭でもかんたんに作れます。まず、緑茶ハイを作るのに必要な、以下の材料を用意しましょう。

◇焼酎
緑茶の風味や味わいがしっかり感じられるように、クセが少なくてすっきりしている甲類焼酎を使うのがおすすめです。

◇緑茶
ペットボトルや缶入りの緑茶でも、粉末の緑茶を溶かして使ってもよいですが、こだわりたい人は、好きな茶葉を用意して、急須で煎れたものや水出し緑茶を使うとよいでしょう。いずれも、なるべく濃いめのほうが、より緑茶の風味をたのしめます。

◇氷
氷はお好みで用意しましょう。氷が溶けて味が薄まるのが気になる場合は、緑茶で作った氷を使うのも手です。

緑茶ハイのおすすめの作り方

【氷を使う場合】

氷をグラスに入れ、焼酎を注いでマドラーなどで混ぜます。焼酎が冷えたら、あらかじめ冷やしておいた緑茶を注ぎ、マドラーなどで軽く混ぜます。

【氷を使わない場合】

冷蔵庫などでよく冷やしたグラスに焼酎を注ぎ、冷たい緑茶を注いでマドラーなどで混ぜます。氷を使わないので、緑茶はしっかり冷やしておくのがおいしく作るコツです。

【ホットで飲む場合】

耐熱性のある器に熱めの緑茶を注ぎ、あとから焼酎を注いで軽く混ぜます。緑茶ハイを作るときに、約80度のお茶に常温の焼酎を混ぜると、人肌より少し熱め(40~45度程度)のちょうどよい温度になります。なお、使う緑茶は、一般的に80度前後のお湯で煎れる煎茶や深蒸し茶がおすすめです。

緑茶ハイを作るときのポイント

【焼酎と緑茶の比率】

焼酎と緑茶の割合は、使う焼酎のアルコール度数によっても異なります。以下の比率がおすすめされていますが、これを目安に好みの味わいに調整するとよいでしょう。

◇アルコール度数20度の焼酎を使う場合の目安
 焼酎:お茶=1:1
◇アルコール度数25度の焼酎を使う場合の目安
 焼酎:お茶=1:2

【緑茶の種類】

じつは「緑茶」とは、煎茶や深蒸し茶、番茶、玉露、茎茶、抹茶、ほうじ茶、玄米茶などのお茶の総称です。緑茶ハイには一般的に煎茶を使うことが多いですが、冷たくして飲む場合は低温でじっくりと煎れた玉露、温かくして飲む場合は深蒸し茶と、使い分けてもよいかもしれません。

市販の緑茶ハイも人気

市販の緑茶ハイも人気

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市販の緑茶ハイの特徴

緑茶ハイの人気の高まりを受け、市販の缶入り緑茶ハイの種類も増えてきています。スタンダードなものから、カテキン2倍のもの、抹茶入りのもの、玉露を使ったものまで、さまざまなラインナップから選ぶことができます。

また、市販の緑茶ハイは、飲みたいときにスーパーやコンビニなどで手軽に入手しやすいのが大きな魅力です。

市販の緑茶ハイの飲み方

市販の緑茶ハイを飲むときは、冷蔵庫でよく冷やして、缶のまま直接飲むのもよいですが、氷を入れたグラスに注いで飲むと、より爽やかにすっきりと味わえます。

また、徳利などの耐熱容器に移し替えれば、温めて飲むこともできます。湯煎して「緑茶ハイの熱燗」にすると、緑茶の甘味や香りが際立つので、冷たくして飲む場合とはひと味違う、ホットならではのおいしさをたのしめるでしょう。

市販の緑茶ハイを紹介

最後に、市販の緑茶ハイをいくつか紹介しましょう。

【宝焼酎のやわらかお茶割り(宝酒造)】

商品名はお茶割りですが、一番緑茶を使用して作られている緑茶ハイです。すっきりと爽やかな味わいが特徴で、さらりとした印象に仕上げられています。飲みやすく、食事に合わせやすい1本です。

【宝焼酎の濃いお茶割り~カテキン2倍~(宝酒造)】

こちらも宝酒造の緑茶ハイです。静岡産の一番緑茶が使われていて、カテキンの量は「やわらかお茶割り」の約2倍。緑茶の濃厚さや、特有の渋味をしっかりたのしめます。

【寶(たから) 抹茶ハイ(宝酒造)】

京都の宇治抹茶を使用した贅沢な抹茶ハイ(緑茶ハイ)で、豊かな風味と本格的な味わいをたのしめます。着色料などを使わず、宝酒造独自の技術によって、抹茶らしい風味と美しい色調が保たれているのも魅力です。

【お茶酎 玉露と抹茶チューハイ(アサヒビール)】

厳選された国産の玉露と煎茶を使用。茶葉をじっくり抽出したあとに抹茶を加えることで、お茶の旨味とまろやかさ、深い香りを実現しています。

【NIPPON PREMIUM 静岡県産緑茶ハイ(合同酒精)】

お茶の本場・静岡で飲まれている緑茶ハイの味わいを再現した商品。深い味わいの「かぶせ茶」を低温で抽出し、そこに抹茶と渋味を抑えた深蒸し茶を加え、深い旨味とコクが感じられる緑茶ハイに仕上げられています。

緑茶ハイは、意外と奥が深い飲み物です。使う焼酎や緑茶の種類によって、味わいは大きく変わってきます。ぜひ、いろいろな緑茶で緑茶ハイを作ってみて、好みの味を見つけてみてください。

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